『ダイナミックな差異が全編を貫いた画期的な経営史 文体は極めて読みやすい好著。』
データベースを構築して分析された近代日本明治時代の地域経済分析から観えた資本家の形成を記述した経営経済史の重厚な1冊で、他の研究の追従を許さない精緻なリアリティを再現している。名古屋を中心にした地方経済史の資料をデータベース化して分析された日本経済経営史の嚆矢。本書の特徴は、経営経済情報をすべてデータベース化した成果の解析で執筆されているので、史料の読解とは異なった事実の読解を中心にしているために、明快な分析がなされえいる。データベースから視覚的に打ち出されたマトリックスを編纂したさまざまな表や図が織り成す事実の構築が描きだす<歴史的事実>の重厚な成果が本書を支えている。所謂<経営史>の記述を超えた精緻な事実性はこのデータが交差して産み出す歴史的真実性の重みであろう。事実の関係性をデータベースによる復原で、史的現実感を重厚に再編していると言える。旧来の歴史記述法とデータベースによる関係性の視覚化を経た記述のダイナミックな差異が全編を貫いた画期的な日本経営史。文体は極めて読みやすい好著で、値段の割には激安商品で、内容のデータも記述も濃い!