『日本のバジョット』旧仮名遣いが改められ,さらに丁寧な注釈がほどこされ 若い世代にも読みやすいものになっている. この巻で最も注目すべきは「帝室論」と「尊王論」の2つである. 福沢はバジョットの「英国憲政論」に倣って我が皇室を 論じているが,その洞察は今日でも深くかつ新しい. 皇統を論じようとするなら,今一度,この2つを読み直すべきである.