◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
明治大学
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Z会 の使い方[PC版]

大学病院が死んだ日 (光文社文庫)

『私立医大のかかえる問題点を鋭く描く』
大学病院を背景としたドラマになるとどうしても「白い巨塔」のイメージに引き込まれてしまう。この小説も教授会の描写などはそのイメージはところどころ残るが、さらに国立大学の系列教授と生え抜きの争いなどおそらく今でも厳然として存在する実態をするどくサスペンス風に描いている点が興味深い。医学専門用語もところどころに出てきて、医局員の発言など現実性が増しており、作者が大学病院にいたことも加えて迫力があった。保険外交員と理事長の絡みはテレビのサスペンスものでありそうな関係であることを置いておいても、私立医大が集める寄付金や学生の質など現在進行形で抱える問題点を内側から描き出している点で大変評価できる小説だと思う。

次へ
戻る

こちらも必見♪

TOP

(C)明治大学